| Thinking like Singing ―― 自由に法哲学
小林 和之
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■Act1 Prelude
「先生、日本をよくするにはどうしたらいいんでしょうか」
何年か前、講義を終えたわたしに、ひとりの学生がやってきてこう尋ねた。
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■Act2 発端
それは1枚の写真から始まった。誰もが見たことがあるような類の写真だ。
写っているのは幼い黒人の子ども。裸でうずくまる手足は、信じられないくら い細い。それなのに、お腹はぽこんと膨らんでいる。
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■Act3 ソドムの街角から
背徳の街ソドム。どこかで名前を聞いたことがあるんじゃないかと思う。
ソドミー(異常性愛)の語源になったこの街は、神の怒りにふれて硫黄の火で焼き 滅ぼされたと聖書に記されている。しかし、この街を救おうとした男がいたこ
とは、それほど知られていないんじゃないだろうか。
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■Act4 神戸の蝶が世界に起こす風
北京で蝶がはばたいて空気をほんのすこし動かしたら、来月ニューヨークで嵐
になる。
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■Act5 民主主義って無謀な企てにカンパイ?
考えてみれば、民主主義というのはムチャクチャである。
万世一系の絶対君主が治める「神の国」からやってきた人から次のように言わ れたとしたらどうだろう。
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■Act6 彼女に見せられる法哲学
彼女と飲みに行くって、いいよね。でも、そこに「法哲学」がからんでくる
と? 美女と野獣ならコントラストが美しいかもしれないけれど。
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■Act7 大学の使い方・つぶし方
今後20年以内にかなりの大学がつぶれるだろう。
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■Act8 宇宙の果てと公共性
宇宙には果てがあるのだろうか。
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■Act9 二千年の人殺し
われわれには、二千数百年、人殺しの歴史がある。
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■Act10 法哲学とは何か
お前のその危うさが
お前のやることしでかすこと、そのすべてが
法哲学なんだよ!
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■Act11 過ぎ去った未来の中で
「環境問題」は、われわれの長期的生存を脅かす。22世紀は来ないかもしれない。少なくとも、ひとりでにやってくることはないだろう。未来を手に入れたいなら、何かしなければならない。
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